【酒飲みに告ぐ】呑み行く前の持ち物注意点3つ

 

呑みに行った結果、スマホがなくなった。

 

 

もちろん思いつく限り、あらゆる場所を探した。

向かいのホーム、路地裏の窓。こんなとこにあるハズもないのに。

 

カンタンに見つかるだろうという予想に反し、一向にスマホは出てこない。

諦めと新機種への興奮を感じ始めたいま、オレと同じ酒飲みたちが悲劇を繰り返さないよう、一読してほしいと願いながらこれを記しておく。

 

呑みに行く際の持ち物注意点。

3つだ。

 

サイフの中身は最低限にしておけ

 

サイフの中身は最低限にしておけ。

 

オレは呑みに行く際、不要なカードやなくしたら困る身分証などを家に置いていく。

持ち物は多少の現金・パスモ・クレカが1枚・ラーメン屋の割引券だけだ。

 

クレカについては使いすぎ防止のため、限度額を少なめにしたものを持っていく。

飲み過ぎて限度額を忘れるから効果はいっさいない。

 

 

とくに置いていくべきは免許証はじめとした身分証類。

 

こいつらはなくした時のダメージがすごい。

 

免許証の再発行ともなれば親族みなで正装して警察に赴く必要がある。

 

保険証にしたって再発行を願い出ればどんな拷問が待っているかわからない。考えるだけで恐ろしい。

無事に再発行できた頃には乳首のひとつやふたつなくなっているだろう。実に恐ろしい。

 

そんなワケで再発行の難易度が高いものから順にお留守番させておくべきだ。

 

 

ただし、身分証を入れないかわりに、代替となるものは持って行くよう強くすすめる。

 

オレの場合は名刺を数枚サイフに忍ばせている。

 

仮にサイフを落とした際、身分のわかるものがあれば見つかる可能性が高まるという理由からだ。

 

名刺じゃなくても、手書きメモでもいいし、使用済みテンガでもいい。

「なくしても困らないけど持ち主がわかるもの」を入れておくんだ。

 

 

ちなみに、オレが名刺を持ち歩くのはトラブルにあった際も使えるからである。

 

飲み会に急ぐ道中、ついうっかり通行人にタイガーニーしてしまう。なんて事はよくあるだろう。

そんな時でも名刺があれば「あとでこちらに連絡を」と告げ颯爽と立ち去ることが可能だ。

 

トラブルが起きた際、ひとまず迅速に事態を収拾するため、身分証代わりは名刺がベターだろう。

ちなみに名刺にはカプコンの本社だけ記載してある。

 

 

繰り返しだがこのセクションで大切なことは3つ。

 

  1. サイフの中身は最低限にすること
  2. 身分証の代わりを入れておくこと
  3. トラブルが起きたらタイガーニーで対応すること

 

これでサイフを落としても最小限のダメージで済む。

 

赤パンツでいけ

 

オレがスマホをなくした最大の原因。

 

それは赤パンツを履いていかなかったことにある。

 

 

赤パンツといえば勝負下着の代名詞。

戦士たるもの、決戦の場には赤ふんどしを締めていくのが礼儀というものである。

 

 

しかし当日オレが履いていたパンツの色は黒。

 

 

飲み会というのはアルコールという毒物と己の存在をかけた決戦の場である。

 

にもかかわらず、オレにはまったくもって「覚悟」がなかったのだ。

 

「覚悟」という言葉は大自在天を発祥とする仏教用語。

 

大自在天は欲深い神として知られているが、その欲に溺れないためには「さとる」「目覚める」必要もあるとされる。

また、迷いを意味する「悟」の字もあとに続き、仏になるためには目覚めと迷いの両方を手にしていることが必須というところから生まれたのが「覚悟」という言葉なのだ。

 

すべてウソだが、いずれにしてもオレが赤いパンツを履いていればスマホをなくすこともなかった。それだけは本当だ。

 

 

スマホがないことに気づき、焦り、落胆し、諦め…

帰路につく始発電車のなか、ひとりうわごとのように繰り返していた。

 

「赤いパンツ」

「赤いパンツ」と。

 

あざ笑うようなあの真っ赤な朝焼けを、オレは決して忘れないだろう。

 

 

翌昼。

目覚めたオレは「遺失届」という天使の声に誘われ、いの一番に交番へと向かった。

 

 

今朝のってきた電車で事件現場付近の交番に戻る。

 

日曜の昼とあって、繁華街では家族連れやカップルが幸せそうな顔で休暇を楽しんでいるではないか。

オレもスマホさえ無くしていなければ、やはり同じように日差し降り注ぐ爽やかな午後を満喫できたのだろう。

 

 

しかし今のオレにそんな余裕はない。

 

赤灯が物々しい駅前派出所。

気持ちを抑えつつ、しかし的確に伝わるよう、大きな声でオレは言った。

 

 

 

 

「赤いパンツはどこに売ってますか」

 

 

 

穏やかな繁華街とは対照的に、派出所内には戦慄と緊張がはしる。

 

カウンターで対応する警察官のすぐ後ろでは、別のポリスメンが無線でなにやら話し始めた。

おそらく事態の深刻さを察知し応援を要請しているのだろう。こういうとき、法治国家日本の警察はやはり優秀だと実感する。

 

 

だがオレもひるむワケにはいかない。

きのう持つことができなかった「覚悟」をもってここにきているのだ。

 

なんとしても赤いパンツを手に入れる。

それが散っていったアルコールとスマホにできる、唯一の餞なのだ。

 

 

 

激しい銃撃戦を終え、帰路につくオレ。

その手元には、いつかみた朝焼けのような、真っ赤なパンツが握られていた。

 

スマホは事前に探せるようにしておけ

 

話が逸れてしまった。

 

肝心の赤スマホについてだが、これはもう「なくす前に対策しとけ」の一言に尽きる。

 

 

やはりスマホがないというのは現代において不便極まりない。

 

とくに困ったのは支払い。

オレは支払いのほとんどを電子マネーで済ませていたため、現金を使う習慣がない。

それどころか現金の使い方すら忘れてしまった。なんなら生まれてからいちども現金を見たことがない。

 

 

赤いパンツを買う際に困り、スマホで「現金 使い方」と検索しようとした。

しかし検索するための機器がないことに再び気がつく。

「スマホがない」と検索しようとしたが、やはりスマホがない。

「助けてください…助けてください!」

叫んだが、人々は通り過ぎていく。

オレは店員にタイガーニーをかまし、赤いパンツを手に入れる。

 

 

パンツこそ手に入ったが、なくしてみるとスマホはもはや生活必需品に近い役割を持っていたのだと改めて感じた。

 

そう考えてみれば、パンツもほぼ生活必需品だ。

 

「つまりパンツもスマホなのでは?」

 

そう考えたオレはおもむろに自販機にパンツを押しつけ電子決済を試みた。

 

「ガタン」

 

一瞬、飲み物が落ちたような音が聞こえたが、決済はできていない。

あれは空耳だったのか、あるいは近い未来の技術進歩を予知したのか。

 

白昼夢のような感覚のなか、オレは静かにわらった。

 

マジメな話、スマホは個人情報の宝庫でもあり、サイフ以上になくなったら困るものだ。

 

なくしてからではできる対策も限られてくるため、事前に紛失対策を十分にしておいてほしい。

これを読み終えらすぐそんな感じのアプリとか入れたほうがいい。マジで。忘れないうちに。はよ。

 

おわり

 

あれこれ話したが、とどのつまり伝えたいことは2つだ。

 

呑み行くときは「サイフの中身は最低限」「スマホは今すぐなんか対策しとけ」

以上。

 

この記事がアルコールライフの一助になることを願う。

 

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